小樽の物産売上げ12億8,300万円 平成21年度


 社団法人小樽物産協会(稲穂2・富田洋平会長)の2009(平成21)年度の総取扱高がまとまり、31日(月)に発表された。
 同協会は、地場産品の販路拡大を目指すため、1959(昭和34)年に設立された。現在、103社の会員企業が協力して運営する。
 2009(平成21)年度の総取扱高は、2008(平成20)年度の12億700万円よりも、7,500万円増加の12億8,300万円となった。この約 90%が全国各地での物産展売上げ。
 伊沢興常務理事は、「厳しい経済状況の下、会員企業さんが、危機感を持って売り込みに走ったこと。札幌のアリオやイオングループに物産展会場を広げたこと。仙台や長崎で小樽単独の物産展を新規に企画しアプローチしてやったのが、全体の底上げにつながった」としている。
 昨年、試験的に開設したショッピングサイト「小樽家族」は、5ヶ月間で約50万円の売上げとなった。「昨年度はシステムの調整を行った。今年度は、アクセスアップなどを行い、大風呂敷だが2,000万円の売上げを目標にしている」という。
 小樽市の観光入込客数が600万人台に減少したものの、小樽の企業が売込みに力を入れたことで、物産売上げは増加した結果となった。
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