小樽教育委員会の「小樽市立小中学校 学校再編についての地区別懇談会」が、5月17日(月)から始まった。
第1回目の地区懇談会は、南小樽地区ブロックの潮見台小学校(新富町9)で行われ、PTAや学校関係者約50人が参加した。
菊譲教育長は、「市内の学校は7割が小規模で、ある程度広い範囲で学校再編を進める必要がある。活力ある学校作りのために再編は取り組まなければならない」と挨拶。
担当職員が、「ブロック内には5校の小学校がありますので、小学校の再編は、隣接する2校あるいは3校の組合せによる統合となります。地理的な特徴から、北東部と南部のバランスをとって統合校を配置することが望ましい」と、小学校2プラン、中学校プラン2の計4プランを示した上で、潮見台小学校と潮見台中学校を統合校とすることが適切と説明した。南小樽地区PDF
この説明を受けた参加者からは、「隣接の地区の情報が欲しい」、「突然、質問と言われても難しいので、少し回りの人たちと話すことは出来ないか」などの意見が出された。統合校として残される学校での懇談会であったことから、質問や意見はあまり出されなかった。
大野博幸教育部長は、「南小樽地区は、前期計画8年で再編をしたいと思っている。統合校をどこにするか決めてから、子供の交流、PTA の交流、新一年生の用具が同じものか、中学の制服の問題など、統合グループの中で話し合いをしなければいけない。学校再編は、新しい学校をつくろうという考え方でもある。潮見台小学校と中学校が統合校として適切としているが、この場所に新しい学校を作ろうという視点を持ちながら議論をさせていただきたいと思っている。隣接の地区の意見をまとめる話し合い、各学校での説明会のやりとりを整理し、何校か一緒だったり、前段でPTAと懇談会をやるなど、今後の進め方は色々ある。潮見台小学校が統合校として適切と判断はしているが、新病院の建設を進める上で、量徳小学校は平成24年度までに閉校する方針なので、それまでに一定の方向性を出したい」とまとめた。
市教委は、7月22日(木)まで、ほか市内小中学校35ヶ所を回り、地区別のプランを説明する。地区の合意が出来たところから、実施計画を策定する計画だが、「色々なところに説明に伺います」としている。
◎「ブロック別学校再編プランの検討のために」
◎「小樽市立小中学校 学校再編についての地区別懇談会」開催のお知らせ