5月に入り、市内の気温が急上昇したことから、桜の開花の”標本木”とされている小樽警察署(富岡1)のソメイヨシノのつぼみが一気に膨らみ、5月5日(水)から6日(木)にかけて開花し、市民に桜前線の訪れを告げている。
今春の不順な天候で、市内は、日照不足で気温も上がらず、桜の開花が遅れていた。
ゴールデンウィーク初日は荒天に見舞われたが、以降は平年並みの気温となり、5月に入ると気温は一気に高くなった。3日(月)には、今年初めての20℃超えを記録した。
この影響で、閉じたままだった市内各所の桜のつぼみが一気に膨らみ、淡いピンクに色づいた。市内の桜開花の”標本木”とされる小樽警察署のソメイヨシノは、5日(水)から6 日(木)にかけて開花した。
ゴールデンウィーク明けの6日(木)、地獄坂を歩く市民たちは足を止めて、遅い桜の開花を見上げた。「やっと咲いたわね」と桜前線の到来を実感していた。
市内には、手宮公園・手宮緑化植物園、なえぼ公園、小樽公園、平磯公園、宏楽園など、桜の名所がいくつもある。
このまま暖かい日が続けば、各所の桜も開花が進みそうだが、札幌管区気象台では、7日(金)から9日(日)までは雨か曇一時雨と予報している。
八分咲き以上のソメイヨシノの満開の見頃は、何時になるのか。