5月5日(水)の端午の節句。小樽市内各所で、「こどもの日」にちなんだイベントが行われた。市内外の子供たちが、鯉のぼりが風にゆらめく下で、日本の昔遊びを満喫した。
小樽市総合博物館の運河館(色内2)では、10:00~15:00、五月人形と記念撮影、かざぐるま、折り紙、竹馬、コマなどの昔遊び体験を実施。家族連れが、三々五々と同館を訪れ、「子供の日」イベントを楽しんだ。
子供たちは、珍しい日本の昔遊びに興味津々。博物館ボランティアの手を借りて、「1、2、1、2」と、竹馬乗りに挑戦した。
中には、「昔は良く遊んだ」と、竹とんぼの遊び方を得意気に孫に見せるおじいちゃんの姿も。「左手を出したら、下に飛んじゃうから、右手を前に出すんだよ」、「おじいちゃん出来たよ」などと、和やかな会話が弾んでいた。
登別市の中田浩亮くん(10)は、「小樽に来たのは3回目だけど、博物館のイベントに参加したのは初めて。竹馬に挑戦したけど、全然乗れなかった。兜をかぶって記念撮影も出来て良かった」と喜んでいた。
おたる自然の村(天狗山1)では、10:00~14:00、クラフト体験やもちつき大会を行った。
集まった子供たちは、列を作り、順番にもちつきを楽しんだ。杵を振り下ろすたび、「よいしょ、よいしょ」の掛け声が、天狗山に響いた。
つきたてのもちは、ボランティア職員たちが小さく丸め、黄粉をまぶし、参加者たちに配布。朝里小の二杉生成くん(10)は、「毎年、こどもの日のイベントに来ている。手が疲れたけれど、楽しかった。つきたてのもちはすごく美味しい」と、笑顔で話していた。
この日は、家族連れで施設は賑わったが、ゴールデンウィーク最終日と重なり、例年よりも人出は少なめだったという。