市内の桜ソメイヨシノの開花が、例年より遅れている。GW期間の満開は望めず、花見の最盛期は、一週間程度遅れそうだ。
札幌管区気象台の統計によると、札幌・小樽のソメイヨシノの開花日の平年値は、5月5日で、満開日は、5月8日となっている。
しかし、今春の天候不順により、気温の上がらぬ寒い日が続いたことで、市内の桜名所のソメイヨシノは、GWに入っても蕾のままで、まだ開花していない。
小樽のソメイヨシノの桜の開花の標準木とされている小樽警察署の桜も、3日現在まだ一つも開花しておらず、市内の桜名所のソメイヨシノもまだ開花していない。わずかに小樽市総合福祉センター(富岡1)の脇のソメイヨシノだけが、少しの花を見せている。
市内各所には、多くのソメイヨシノが植えられ、手宮公園・手宮緑化植物園、なえぼ公園、小樽公園、平磯公園、宏楽園などが桜の名所として知られている。しかし、近年のソメイヨシノは、花付きが悪く、2分咲き程度のまま満開時を迎え緑の葉に変わる異変が多発している。関連記事
このまま暖かい日が続けば、桜も梅も一斉に花開く、北の街に本格的な春が間もなく巡ってくる。
◎生物季節(桜の開花など