小樽市議会第2回定例会が、6月3日(木)に開会される。会期は、21日(月)までの20日間。
市は、2010(平成22)年度一般会計補正予算、住宅事業特別会計補正予算、病院事業会計補正予算など予算議案4件、職員給与条例などの条例改正案12件を提出する。
一般会計の補正予算は、6億8,025万円。後志で唯一周産期センターとして北海道から認定されている小樽協会病院への「周産期医療支援事業補助金」770万円を計上。これは、定住自立圏6市町村による財政支援。1自治体から基本分として5万円、さらに出産1人あたり2万円支給する。
770万円は、2009(平成21)年度の1月から12月までの370人分。小樽市は623万円、余市町83万円、仁木町25万円、古平町17万円、積丹町・赤井川村それぞれ11万円となっている。小樽市保健所では、「単年度の事業としては見ていない」と、今後も支援する方針だ。
「小樽文学館・美術館再整備事業費」5,771万8,000円を計上。2010(平成22)年度の当初予算で、すでに8,859万円を計上し議決を得ているが、今回、宝くじ助成金3,150万円が手に入ったことで、市債1,650万円を発行して、地階の間仕切り、収納棚、冷房、一原有徳再現アトリエ等の整備工事5,771万8,000円を追加。これにより、同整備事業費は1億4,630万8,000円に膨らんだ。
このほか、バリアフリーマップ作成・介護雇用プログラム推進事業などの重点分野雇用創造事業(5,275万4,000円道補助)や、市営住宅遊具の塗装・緑地草刈・小中学校の樹木選定などの市独自の雇用対策事業(1,080万円)などを盛り込んでいる。
住宅会計の補正は、市営住宅遊具の塗装事業費100万円。病院会計は、新病院基本設計委託業務料4,300万円と一般会計からの繰入金4億円。下水道事業は、一般会計貸付金としての支出3億円。