「札幌、倶知安の皆さん、声が聞こえていたら手を振って下さい」。
「小樽しりべしシニアネット」(古田重雄会長)は、5月21日(金)、市立小樽美術館(色内1)で開催中の美術展で、インターネット電話サービスSkypeを使って兄弟の札幌・倶知安シニアネットと通信し、小樽での活動をPRした。
同会は、パソコンでシニアライフを満喫する市民活動団体。総務省が推進する「情報通信月間」(5/15~6 /15)に合わせ、Skypeを使って札幌と倶知安の兄弟会の会場と小樽の美術展会場をつなぎ、美術展の模様を映像と音声でリアルタイムに発信した。
美術展会場には、パソコン3台と、会場を映すためのビデオカメラを設置。現在のSkypeでは、グループによる映像通信が出来ないため、札幌ー小樽、倶知安ー小樽のそれぞれの回線をつないだ。
会員のほか市民も集まり、このネット通信の様子を見学。途中、音声が途切れるなどのトラブルも発生したが、小樽・札幌・倶知安の代表がそれぞれ挨拶。「若々しく美しい顔を見ることが出来ます」など冗談も織り交ぜ、それぞれの会場で笑いを誘った。
小樽の古田会長は、「初めての試みで心配していたが、なんとか出来ました。あっという間に美術展の会場が出来上がり、このような形になりました。今日は時間の許す限りじっくり楽しみましょう」と呼びかけ、会場に展示している作品を紹介した。
「第6回小樽しりべしシニアネット美術展」は、5月19日(水)から23日(日)10:00~17:00(最終日16:00)まで。絵画や版画、写真、パソコン画、加工写真、文芸、手工芸の6分野で約300点を出展している。期間中、会員による各種実演コーナーも開設し、市民との交流を深める。入場無料。
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