10日遅れのウニ漁解禁 市漁協で初セリ 



uni1.jpg 天候不順で10日間遅れていたウニ漁が5月20日(木)に解禁し、21日(金)06:45、小樽市漁業協同組合のセリにかけられた。
 今期のウニ漁は、今冬の海水温が高かったことから、エサとなる海藻の着生が減り、身入りが悪かったため、異例の10日間遅れの解禁となった。
 ようやく始まったウニ漁だが、塩谷と忍路の漁業者しか出漁しなかった。このため、21日(金)のセリは、エゾバフンウニ(赤ウニ・ガンゼ)のオリ163 枚・カップ301個、キタムラサキウニ(白ウニ・ノナ)のオリ365枚・カップ162個と例年よりも少なめとなった。
uni2.jpg しかし、今シーズンの初セリとあって、卸業者や市場店主、寿司店経営者などの買受人が、場内に並ぶウニをぐるりと囲み、セリ人と価格交渉。オリもカップウニも次々に値段がつけられ、あっという間にセリを終えた。価格は例年並み。
 これから、市内の市場には、新鮮なウニが並び、市民も、小樽の「夏の味覚王」を味わうことが出来る。
 市漁協の市場部は、「10日遅れでようやく始まった。身入りが少ないからしょうがない。今日は、高島なども漁に出ているので、明日はもっと多いだろう。小樽のうまいウニをご賞味下さい」と話す。
 小樽のウニ漁は、8月末まで。
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