「やっしょーまかしょ 山七中 そーれ」。5月14日(金)14:30、修学旅行で小樽を訪れた山形市立第七中学校3年生127人が、サンモール一番街商店街で、同地区伝統の花笠踊りを演舞し、威勢のいい掛け声と見事な笠回しを披露した。
同校の生徒たちは、総合学習として、花笠踊りやよさこいソーランなどの表現活動を行い、仲間や地域との交流を深める学習をしている。今回、5月12日(水)から15日(金)までの北海道の修学旅行で、学習の集大成として、各地で花笠踊りとソーランを演舞することにした。
札幌では、月寒ドームで、札幌市内のよさこいチームと交流。小樽では、サンモール一番街で、小樽市民の前で演舞した。
学校の青いタオルを頭に巻いた生徒127名が、商店街にずらりと並び、花笠音頭に合わせ、「やっしょーまかしょ 山七中 そーれ」の掛け声を響かせた。笠を頭上に上げたり、くるりと回して、独特の振り付けを踊った。中学生らしい元気な演舞に、買い物客たちから大きな拍手が送られた。
生徒会長の半澤和也くん・花笠リーダーの伊藤静華さん(15)は、「とても楽しかったけれど、緊張した。拍手をもらって励みになった」、「山形にも花笠という素晴らしい踊りがあるところを知ってもらいたいと思って頑張った」と笑顔で話していた。
サンモール一番街では、「地方の文化を遠くの地で披露することは、生徒の一生の思い出になったと思う。商店街としても初めての受入れで有意義なものとなって良かった」と喜んでいた。