絶好の花見日和 にぎやかな桜の名所



雲がなく青空が一面に広がる「5月晴れ」となった15日(土)。小樽市内は、絶好の花見日和となった。
桜前線が小樽に到達してから曇り空が続き、なかなか満開にならなかったが、市内各地のソメイヨシノは、ようやく八分咲き以上の満開になった。
久しぶりの好天となった15日(土)、市内の桜の名所には、家族連れや若者グループ、カップルなど、大勢の市民が花見に繰り出した。
手宮公園では、車の渋滞が起こり、遊歩道に車の列が出来た。歩行者たちは、車を避けながら、ピンク色の花と青い空のコントラストを楽しんだ。桜の木の脇にシートを敷き、横になって日向ぼっこをする人も。
手宮緑化植物園では、おにぎりを持参したシニア団体が、「歩いたあとに塩おにぎりはうまいな」、「桜と海と山を一度に楽しめるのは小樽だから」などと会話を弾ませた。
平磯公園は、手宮公園に比べて花見客が少なかったが、いくつかのグループがバーベキューを楽しんでいた。子連れの若い夫婦たちは、咲き誇る桜の木の下で、眼下に広がる海と桜を眺めていた。
宏楽園では、団体の観光客が次から次と訪れ、ビール片手にジンギスカンを楽しみ、賑やかな笑い声を広げた。
小樽公園は、市内の名所の中で一番花つきが悪く、園内で花見をする人はほとんどいなかった。この日は、少年野球や高校野球の試合が、花園グラウンドと市営桜ヶ丘球場で行われていたため、ポツリポツリと咲く桜の木の隙間から、野球少年たちの元気良い掛け声がこだましていた。
小樽を含む後志地方の16日(日)の天候は、曇りのち晴れの見込み。最高気温は15℃の予報で、花見日和が続きそうだ。
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