「情報通信月間」にネット通信でPR 「小樽しりべしシニアネット」


 パソコンでシニアライフを満喫する市民活動団体「小樽しりべしシニアネット」(古田重雄会長)が、総務省が推進する「情報通信月間」(5/15~6 /15)に合わせ、市立美術館(色内1)で5月19日(水)から23日(日)の4日間で開く美術展を、インターネット電話サービスSkypeを使って兄弟の札幌・倶知安シニアネットにPRする。
 同会は、2003(平成15)年2月、「高齢者が閉じこもることなく、活き活きした人生を送ろう」と結成された。会員は、50歳から87歳までの156名で、平均年齢は69.2歳。全会員がインターネットをなどの学習会のほか、趣味を生かしたデジカメ・動画・カラオケなどの各種同好会活動を行っている。
 毎年美術展を開催し、この活動で製作した作品を披露し、会員たちの技術向上、励みにつなげている。6年目となった今年は、絵画や版画、写真、パソコン画、加工写真、文芸、手工芸の6分野で約300点を出展する。期間中、会員による各種実演コーナーも開設し、市民との交流を深める。
 今回は、総務省が推進する「情報通信月間」(5/15~6/15)に合わせ、3日目の21日(金)13:00から、Skypeを使って札幌と倶知安の兄弟会の会場と小樽の美術展会場をつなぎ、美術展の模様を映像と音声でリアルタイムに発信する。
 Skypeは、Webカメラとイヤホンマイクがあれば、誰でも無料でインターネット通話を楽しめるサービス。小樽と札幌、倶知安の3つの会でそれぞれが交信し、交流を深めることも目的としている。札幌では約2m四方のスクリーンで、小樽の美術展の模様が映し出される。美術展来場者も体験することが出来る。
 古田会長(74)は、「道写真展や小樽市展など著名な展覧会で入賞や入選を果たす多数の会員たちも輩出しています。ぜひ、会場に足を運んで頂きたい」としている。
 「第6回小樽しりべしシニアネット美術展」は、5月19日(水)から23日(日)10:00~17:00(最終日16:00)まで。
 小樽しりべしシニアネット