「ふるさとまちづくり協働事業」報告会


hurusato.jpg 小樽ファンからの寄付金による「ふるさとまちづくり協働事業」の報告会が、4月19日(月)13:30から、小樽市消防庁舎6階講堂で開かれた。
 同事業は、「市民団体が取り組む個性豊かなまちづくり事業に上限30万円以内で助成する制度」。”小樽ファンが支えるふるさとまちづくり”に寄せられた寄付金の一部を使う。
 初年度の2009(平成21)年度は、17団体からの申請があった。学識経験者やマスコミ、経済・観光業者など7人が審査し、手宮公園の桜再生事業や、勝納川河岸桜並木創出事業、グリーンロードに桜並木をなど、13件選び、助成金の交付を決めた。
 報告会では、それぞれの事業の代表者が、審査員の前で、事業内容、成果、今後の取組みを示した。
 手宮公園の桜再生事業では、「市内の樹木医から、手宮公園の桜を再生するには1,000万円かかると言われ、何か自分たちで出来ることはないかと考えた。実行部隊は、地元の商店街だが、仕事をおいてボランティア出来る人が少なくなり、人がネックとなっていた。そこで、隣接の末広中学校の子供や教員の協力を得て、勉強会開催や、桜の分布状況の現況把握を行った。今後も、生徒たちと協働で桜再生プロジェクトを実施していく」と報告。
 勝納川河岸桜並木創出事業では、「土現が、勝納川の川岸を整備しているが、遊歩道沿いには樹木がなく殺風景だったため、ソメイヨシノを植樹し、桜並木の散歩道を創出するよう取り組んだ。今回は、雪の花酒造付近のところに8m間隔で6本の桜を植えた。次は、その山側に8m間隔で17~8本の桜を植えたい。そうなれば桜並木の名所になる。今年度も制度を利用して秋にも行いたい」と、事業継続を訴えた。
 小樽市では、今年度も300万円の予算を同事業に充てることにしている。
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