市立最上小学校の最上エコたんけん隊(鑓利和香代表)が、3月27日(土)に札幌で開かれた「イオンチアーズクラブサミットin北海道」で優勝し、8月の「ドイツに学ぶエコライフ」ツアーの参加権を手にした。
エコたんけん隊は、最上小の児童32人と、その父母31人のサポーターから成る。PTA活動の一環として、1999(平成11)年からエコ活動をスタート。
2009(平成21)年度は、イオン各店の担当者がリーダーとなって環境についての体験学習をする「イオンチアーズクラブ」に入会。テーマを「CO2について」とし、「支笏湖植樹&エコたんけん」の旅、植樹祭inおたる、エコキャンプ、車イス体験、どんぐりひろい&苗づくりなど、様々な活動を行い環境問題について学んだ。
この1年間の活動から学んだCO2問題では、牛乳パックから作った紙新聞を作成した。「1分間に失われている森は14ヘクタール!!東京ドーム10個分」。「植樹は雨が降っていた中、とても頑張りました。エコシステム見学はとてもためになりました」。
「私はCO2を減らす!!水の出しっぱなしをやめる。使わない部分の電気を消す」。「アマゾンの熱帯雨林だけで世界中の酸素40%を作り出してくれる」。「日本は、世界中の熱帯雨林を切って、家具などに使っている」。「暖房-2℃、冷房+2℃に設定するとCO2が年間-179g削減出来る」などとまとめた。
札幌で開かれた「イオンチアーズクラブサミットin北海道」で、この紙新聞で活動実績を報告。「家の使っていない部分の電気を消している人?」、「無駄な水を出していない人?」などと会場に質問を投げかけながら発表した。
サミットには、道内のイオン関連11店舗のクラブが参加したが、牛乳パックで作った紙新聞と発表の仕方が高く評価され、昨年トップ成績だった強豪・苫小牧チームを抑え、見事、優勝した。
イオン関連店舗の利益の1%で行う地域還元事業「1%クラブ」の財源で、8月2日から9日の「ドイツに学ぶエコライフ」ツアー参加権を手にした。
ツアーに参加するエコたんけん隊の代表5人は、「サミットで1位になるとは思ってなかったのですごく嬉しかった」。「紙新聞の制作で、最初作った紙が破れてしまったので、分量を変えたり工夫した」。「ドイツでは、エコの取組について勉強して、今後に活かしたい」(吉田美雪・山﨑真美・萱場美悠・斎藤夏輝・鈴木裕太さん)と話している。