4月になっても肌寒い天候が続いていたが、27日(火)、早朝の-0.2℃の氷点下から気温がぐんぐんと上昇し、最高気温が15.4℃と5月上旬並みとなった。4月に入ってから一番の暖かさとなり、市民の中にはポカポカ陽気の日向ぼっこをする人の姿も。。
気象庁の23日(金)発表の「3月から4月にかけての日照不足と気温の変動について」によると、日本列島は、3月以降、北側の寒気と南側の暖気がともに平年と比べて強く、発達した低気圧が頻繁に通過しやすく、日照時間が少なく、気温の変動の大きい状態となっている。こちら
このため、小樽でも、日照時間が平年値よりも少ない日が多く、3月下旬並みの肌寒い気温が続いていた。小樽の風物詩である「高島おばけ(上位蜃気楼)」も、この低温の影響で、まだ一度も観測されておらず、蜃気楼ファンたちはやきもきしている。
27日(火)は、北海道付近が高気圧に覆われたため、小樽の気温はぐんぐんと上昇。早朝04:38の-0.2℃の氷点下から、11:00に11.1℃、 15:00までに最高気温が15.4℃になった。07:00から15:00までの日中はずっと陽が出ており、日照時間が長かった。時折、冷たい風が吹くこともあったが、久しぶりのポカポカ陽気が市内に広がった。
小樽運河浅草橋街園にある温度計は、14:45に17.2℃を表示。観光客に混じり、暖かい陽気を受けながら、のんびりと談笑する市民の姿も見られた。。
海水と気温が10℃以上の差がある日は、「高島おばけ」が発生する可能性があると言われているが、この日は残念ながら海上の風が強く発生しなかった。
札幌管区気象台は、28日(水)の小樽を含む後志地方は雨時々曇りで、最高6℃、最低5℃と、また気温が低くなる予報。28日(水)05:59には、後志北部に「強風、波浪、なだれ注意報」を出し、「暴風や突風に厳重に警戒して下さい」と呼びかけている。