小樽の「なぜ?」が分かる 1日だけの案内人基礎コース


 小樽観光大学校(山田勝麿大学校長)は、5月8日(土)・7月10日(土)・9月11日(土)に、1日だけの「おたる案内人」基礎コースを開講する。
 ご当地検定「おたる案内人」は、2007(平成19)年から始まり、これまで、486人のマイスター・1級・2級の資格者が誕生している。しかし、受験者は、減少傾向にあり、同大学校では、昨年10月、検定試験受験者数の底上げをと、基礎コースを試験的に開講。タクシー運転手や観光関係者など15人が受講し、好評を博した。
 これを受け、今年は、5月・7月・9月の3回、本格実施する。講座は、鰊漁と小樽の関係、小樽商人、北前船の商法、なぜ石造りの大きな倉庫があるのか、なぜ運河が出来たのか、など、小樽の「なぜ?」について解説する。その後、運河や歴史的建造物などを実際に見て歩くフィールドワークを行う。
 事務局では、「社会の先生でも、小樽の歴史認識について間違っている人もおり、生徒にうまく伝えられないこともあるようだ。小樽の学校の先生にぜひ講座を受けてもらいたい」としている。将来的には、企業や団体などに出向き、出前講座を行うことも視野に、基礎コースの拡大を目指すことにしている。
 受講料:3,000円(税込)、中学生以下1,500円(税込) 定員30名。詳細はこちら