4月20日(火)10:00、雨降る小樽市内望洋台に消防のサイレンが鳴り響いた。
これは、小樽市消防本部の「平成22年春の火災予防運動」(4/20~30)の火災防御訓練。
訓練は、医療法人社団清か介護老人保健施設「望」(望洋台2・地上3階地価1階延べ5,806.61平米)の厨房から出火したとの想定で実施。市消防本部20名・消防団3名・同施設自衛消防隊10名の33名が参加した。
厨房からの出火を受け、自衛消防隊が、施設利用者と職員を避難誘導し、消火器で初期消火。
119番通報を受けた消防隊が、サイレンを響かせながら、現場に駆けつけた。直ちに屋上に逃げ遅れた職員2名の救助作業に。
クレーンで屋上まで上がり、1名を救出。もう1名を担架に乗せ地上に下ろした。屋上の消防隊員が、ロープを伝って一気に降りると、避難した女性職員から「キャー」と歓声が広がった。
最後に、6本のホースで、建物上空に一斉放水し、雨中の春の火災防御訓練を終えた。