発明の日の4月18日(日)、小樽市総合博物館(手宮1)で、科学技術週間協賛行事「電気をつくってみよう」が開かれ、小樽の子供たちが、科学を体験し、エネルギーと暮らしについて勉強した。
「科学技術週間」は、産業財産権制度の普及・啓発を図る目的で1954(昭和29)年に制定された「発明の日」(4月18日)の記念日を含む一週間。特許庁や経済産業省の地方経済産業局などが、様々なイベントを開催している。
市総合博物館では、小樽少年少女発明クラブの佐藤郁雄氏を講師に招き、暮らしの身近にあるものを使って発電させる実験を実施した。
小学校高学年から中学生までの9人の子供たちが参加。佐藤氏から、発電のしくみを学んだ。バイクやコピー機のモーターのツマミをぐるぐると回し、エアロバイクを使った発電機のペダルをこいだり、自分の体でエネルギーを起こし、LEDや豆電球を光らせた。
エアロバイクの発電機では、子供たちが、「すごい疲れる」、「もっとこげ、あと一個」などと、汗をかきながら、発電体験に興じていた。
佐藤氏は、「たくさん電気を起こすには、エネルギーがたくさん必要なんですよ」と、子供たちに電気を起こす大変さを伝えた。
最後に、プラスチックのプロペラにスチレンペーパーのはねをつけ、LED付の小型風力発電機を製作。扇風機の風で、プロペラにつながったモーターを回し、発電してLEDが点灯するかを確認。風の強弱で、LEDの明るさを比較した。
朝里小学校の佐々木久宣くん(9)は、「学校の実験とは違って面白かった。自転車をこいだら電気が光り、すごく楽しかった」と話していた。