「小樽理容美容専門学校」(住ノ江1・山中照亜校長)は、3月12日(金)、1948(昭和23)年製のパーマメントマシンと、昭和20年代前半のドライヤーを、小樽市総合博物館(手宮1・相馬久雄館長)に寄贈した。
同校は、小樽の美容師育成に貢献したが、今年3月、生徒数の減少などを理由に閉校する。このため、美容学校として設立した当時に使用していたパーメントマシンとドライヤーを寄贈することにした。
市総合博物館では、「昭和30年代は、電髪といわれた加熱式のパーマから薬剤を使用するコールドパーマに主流が移っていく時期であり、この資料が産業史の上でも貴重な資料であることが分かりました。市内だけでなく、後志地域の多くの理容師、美容師を育成した同校の歴史、それらの人材を必要とした華やかな産業都市であった小樽の姿を伝える資料として、今後、総合博物館で保管していきます」としている。
このパーマメントマシンとのドライヤーは、現在、同館で展示中。