春の陽気が広がった3月5日(金)、市立小樽病院高等看護学院(東雲町9・馬渕正二学院長)の卒業式が、同校体育館で行われた。
卒業生は、第40期の31名(女30・男1)。父母や在校生など約100名が見守る中、馬渕学院長は、卒業証書を一人ひとりに手渡し、「自ら課題を見出し、日々学習し、質の高い看護を目指してもらいたい。今新たに旅立つ皆さん。いつでも母校を訪ねて来てください」と述べた。
在校生の渡辺もとみさん(2年)は、涙を浮かべながら、「この3年間で培った知識や技術、看護への熱い思いがあると思います。それを土台として、皆様の目指す看護を実現させてください」と卒業生を送った。
卒業生・鈴木利佐さんは、「3年間をこうして振り返ると、周りには誰かがいてくれて支えられた。今この3年間を終えることができ、感謝の気持ちでいっぱい。今日、新たな一歩を踏み出します。今まで以上に苦しいことがあると思いますが、ともに過ごしてきた大切な人たちが心の支えになってくれると思います。精一杯頑張っていきたい」と決意を述べ、医療現場への一歩を踏み出した。
卒業生31名のうち、小樽市内の病院に9名、札幌に18名が就職し、4名が進学する。