市立松ヶ枝中学校(松ヶ枝2)の廣島聖也選手(15)が、2月3日(水)から6日(金)に岩手県八幡平市の安比高原で行われたアルペンの中体連「第47回(平成21年度)全国スキー大会」に出場し、SL(回転)で全国3位と好成績を収めた。
廣島選手は札幌市出身。小学校2年生で小樽天狗山のレーシングチームに入った。3年生になると家族で小樽に移り住み、冬は天狗山で毎日滑り、夏は基礎トレーニングし、練習を積み重ねた。
昨シーズンも全国大会に出場し、2年生ながらGSL(大回転)6位の入賞を果たした。イタリア・トッポリーノでの世界ジュニア大会に出場し、GSLで世界14位となった。
昨夏には、全日本の育成選手として、ニュージーランドとフランスで約2ヶ月の強化練習に参加し、スキーメーカー主催の北海道大会で4回の優勝をするなど、シーズン開始から順調な滑り出しとなった。
1月の中体連全道大会で、GSL8位、SL3位の成績を上げ、全国大会の出場権を獲得し、2月の大会では、SLで全国3位の結果となった。3月の世界ジュニア大会に出場し、「目指すは表彰台」(廣島選手)と熱が入る。
小樽はかつてスキー王国と呼ばれ、小樽出身の岡部哲也選手をはじめ、北照高校出身の皆川賢太郎・佐々木明選手など、数々のアルペンオリンピック選手を輩出している。
小樽市教育委員会の菊譲教育長は、「かつてのスキー王国に久々の明るい話題。昔の小樽はアルペンが強かった。廣島選手に頑張ってもらいたい」と期待を寄せている。
廣島選手は、「市内の高校に進学し、オリンピックを目指して頑張る」と話している。