みるみる広がる驚きの結晶。水の中で、白い結晶が雪のように降ってくる。「結晶」をテーマに2つの実験をする「雪あかりサイエンス」が、2月7日(日)10:30と14:00の2回、小樽市総合博物館(手宮1)で行われた。
開催中の「第12回小樽雪あかりの路」の関連講座。7日(日)と11日(木)の2日で計4回開く。各回定員25人だが、申込が多く、4回の参加者の合計は100人を超える。
講座では、塩化アンモニウムを使って水中に雪を降らせる実験と、酢酸ナトリウムで美しい結晶を作る、2つの実験を実施。
7日(日)14:00からの講座には、親子約35人が参加した。安全用のメガネを装着し、学芸員の指示のもと、塩化アンモニウムを試験管に入れたり、酢酸ナトリウムをビーカーに入れて80℃のお湯に浸す作業を行った。
試験管の中に入れた塩化アンモニウムの水温が下がると、徐々に星型の雪の結晶が出始めた。「きれい」、「すごい」と、子供たちは水の中に現れた白い雪の結晶に釘付け。
酢酸ナトリウムをシャーレと呼ばれる円形の器に入れて、酢酸ナトリウムの結晶(小片を落とすと、針状の結晶が放射状にスルスルと伸びた。参加者たちは、「落としたところから真っ直ぐ線が出てきた」、「めちゃすごい」と感動の様子だった。
朝里小学校の竹田夏希ちゃん(10)は、「結晶が一瞬で出てきてびっくりした。水の中に出てきた雪の結晶もきれい。すごく実験が楽しかった」と喜んでいた。