「第7回北海道ポリテックビジョン」(同実行委主催)が、2月19日(金)・20日(土)の2日間、北海道職業能力開発大学校(銭函3)で開催された。
”北の国からものづくりの虹をかけよう”をテーマに、教員による研究成果の発表、専門課程の学生の製作実習、応用課程の学生のショートプレゼンテーション、地元企業紹介、小中学生対象のものづくり体験コーナーなどを行った。
学生たちは、集まった地元企業関係者などを前に、球体駆動ライントレースロボットの製作、Bluetoothを用いた無線通信、美国と祝津の漁場建築の実態調査と保存活用などについて発表。これまでの研究成果を披露した。
恒例のものづくり体験コーナーでは、紙でつくる天体望遠鏡作りが人気となった。市総合博物館の学芸員と同校の学生たちの指導で、小中学生たちが、月のクレーターまで良く見える望遠鏡を製作。
博物館の中野仁学芸員が、「紙で作る望遠鏡だが、性能的には素晴らしいもの。35倍で、月のクレーターまで良く見える。土星の輪も見える。21:00~22:00頃に東の空から見えてくる。木星の衛星も見えるので頑張ってつくりましょう」と解説すると、子供たちは、「すごい。早く作ろう」と喜んだ。また、「望遠鏡とともに三脚もセットでお持ち帰り頂きます」と紹介すると、父母たちが、「やった」、「嬉しい」と喜んだ。
子供たちは、学生の手を借りながら順番に作業を進め、天体望遠鏡作りに夢中になっていた。
このほか、職人の会による砂型鋳造やキャンドル製作、手彫りはんこなどの体験コーナーも好評を博した。