2月14日(日)午前11時過ぎ、小樽運河浅草橋街園の斜め向かいにある屋台村「おたる出抜小路」(色内1)に、サイレンを鳴らしながら7台の消防車両が次々に駆けつけた。観光客で賑わう同所周辺は、一時、騒然となった。
小樽市消防本部によると、11:16頃、出抜小路関係者から「電柱の火花が屋根に移った」と119番通報が同部に入った。このため、同部は、直ちに火災出動させ、7台の消防車両を現地に向かわせた。
消防隊員が現場に到着すると、すでに関係者たちの手によって消火されていた。建物の電線の一部が溶けており、「出抜小路の中の屋根の融雪配線が原因ではないか」とみて、現在、原因を調査している。
「第12回小樽雪あかりの路」開催中とあって、多くの観光客が周辺を散策しており、小樽の観光名所は一時騒然となった。向かいの飲食店の窓からは、従業員たちがその様子を不安そうに見つめていた。