小樽市の高額療養費の6,700万円の未請求問題で、山田勝麿市長は、2月16日(火)に開いた記者会見で、市民に何ら陳謝することもなく、「基本的には担当職員の仕事の仕方に問題があったが、道の指導の監査が入って、概ね良好という判断もらっといて、そしておかしいと言われても、何を信用すれば良いのか」と、無責任な態度に終始した。
この問題は、市が立て替え払いした高額療養費で、担当職員が請求を怠ったことから、総額6,751万円もの歳入不足が発生しているもの。
市は、2月8日(月)に、山田厚副市長を委員長として、総務・財政を中心とする部課長10名で調査委員会を設置し、関係職員からの事情聴取、原因、再発防止、返済について検討している。
2月24日(火)に開会する市議会第1回定例会で、道から返還が求められている半分の3,375万円の予算計上を行う。
市議会では、予算特別委員会で、集中審議する日を設けることにしている。市は、同特別委員会までに予算を計上する。職員の処分については、懲戒審査委員会が審議している。
16日(火)の記者会見で、市長は、この問題について初めてコメント。
「基本的には担当職員の仕事の仕方に問題があったんだと思うんだけども、道に行っていろいろ話はしてきた。道の指導の監査が入って、概ね良好という判断もらっといて、そしておかしいと言われても、何を信用すれば良いのか。間違えは間違えで、きちっと返すものは返す。問題は返し方。税金を使わないでどうやって返すか。(自ら血を流すことも)ありますよ。それを含めて副市長が委員長としてやっています」と、市民に一言も陳謝の言葉を発することはなかった。
自らの職員の監督責任を棚に上げ、道の監査のせいだと居直っている。
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