総務省は、1月25日(月)に、「公立病院経営改善事例集」をとりまとめて公表した。
これは、同省が、昨年6月から、「公立病院経営改善事例等実務研究会」を開催し、公立病院の経営改善の取組等について調査・研究を行い、経営改善等の事例集の作成に取り組んでいた。
このほど、対象病院の選定、個別の病院からのヒアリング、調査の回答に対する分析や検討などを経て、「公立病院経営改善事例集」として取りまとめられた。
全126ページの第3章「医師確保対策の主な取組事例」の82ページには、「勤務医と開業医との連携」事例として、「北海道小樽市では、病棟の一部を医療機器や病床数に限界がある市内開業医に開放して市立小樽病院の医師その他の医療スタッフと開業医が手を携えて診療に当たる仕組みを昭和44年1月に全国に先駆けて導入した。…」と紹介している。
総務省の「公立病院改革ガイドライン」をまとめた公立病院改革懇談会の長隆座長は、ツイッターで「公立病院経営改善事例集を公表した 実に良く出来ていると思う。知事・市長・議員・院長は全ての事例を視察すべき!厚労省も再生基金事例集作ってほしい。」とつぶやいている。こちら
◎「公立病院経営改善事例集」の公表について
◎公立病院経営改善事例集(PDF)