小樽市の新成人1,170人(男580・女590)が、1月10日(日)14:30から市民会館(花園5)で、成人式を迎えた。
新成人は、1989(平成元)年4月2日から1990(平成2)年4月1日までに生まれた小樽市民。今回、全員が平成生まれとなった。
華やかな着物姿や真新しいスーツに身を包んだ新成人約1,000人が同館を訪れた。
式典が始まってからも会場のざわめきがおさまらなかった。山田勝麿市長は、女子フィギアスケートの浅田真央さんやプロゴルファーの石川遼選手らの活躍を紹介。「両親への感謝、そして仲間への友情を大切に、将来への夢をしっかり抱いて、人生に立ち向かっていってください」と祝辞を贈ったが、新成人たちのざわめきは一向に止まらなかった。
中村衣利と福田勇生の二人の成人代表は、「私たちが生まれ育ったふるさとである小樽を愛し、今日この場から自立に向け、一層心身を鍛え、心豊かな成人として次代を担うことを誓います」と述べた。
式典後は、3,000円のクオカードなどが当たる抽選会が行われた。マイケル・ジャクソンのBGMとともに、金色のジャケットを着た山田市長が、ステージ上に登場。左手にした銀色の手袋を見せ、会場の笑いを誘った。小樽太鼓衆「鼓響」が、式典を締めくくる和太鼓演奏を披露し、新成人を祝った。
館内には、茶菓子を提供するお茶席コーナーや記念写真コーナー、コミュニティ広場などが設置され、新成人たちは、携帯電話やデジカメでの記念撮影に興じていた。
大学生の八幡大悟さんと三河秀彰さんは、「会場がざわざわしていて、小樽の将来が心配になった。当たり前のことだが、自分に責任が持てる成人になりたい」。「将来、何かで役に立てるように、大学で色々挑戦したい。就職活動も頑張りたい」と抱負を語っていた。