「サンピラー現象」 天狗山から観測

 1月3日(日)7:20頃、天狗山山頂から、朝日が真っ直ぐ昇る「サンピラー現象(太陽柱)」が観測出来た。
 「サンピラー現象」は、太陽が空気中のダイヤモンドダストに反射し、光の柱に見える自然現象。
 天狗山では、元日(金)に「ロープウエイ初日の出運行」を予定していたが、荒天のため3日(日)に延期した。この日の早朝の山頂気温は-6℃で、風は無かった。同ロープウェイの職員が、山頂で日の出を待っていたところ、7:20頃から約5分間、この「サンピラー現象」を確認した。
 朝里岳から出てきた朝日が真っ直ぐに昇り、真っ赤な太陽柱を作った。天狗山職員は、「話には聞いたことがありましたが、大変珍しい神秘的な現象で、私自身スキー場に勤めて20年になりますが初めて見ることができました」と、早速、ブログにもアップしている。こちら
 小樽市総合博物館の大鐘卓哉学芸員によると、「天狗山から見えたのもサンピラー現象だが、山頂の気温が-6℃なので、道内であるスキー場のダイヤモンドダストによって出来るものではなく、上空の雲のダイヤモンドダストによって出来た現象。小樽では頻繁に見られるものではないが、条件があえば天狗山でも市内各所で見られる。私は手宮西小学校から見たことがあります」としている。
(写真提供:小樽天狗山ロープウェイ)