小樽市立菁園中学校(花園5・佐藤薫校長)の2年生100人が、1月27日(水)・28日(木)の2日間、市内の事業所などで職場体験学習を行い、汗水流し労働に取り組んでいる。
「総合的な学習の時間」の進路学習の一環。「あいさつや礼儀の大切さ、お金を稼ぐ苦労、労働に対する成就感などを学校とは違う場で学ばせたい」と、市内の36事業所の協力で実施している。
将来ボランティア活動を行いたい女子生徒4人は、北海道職人義塾大学校のウイングベイ小樽内のサテライト「おたるすきる」で、ウイングベイ小樽のあかりの路イベント会場で使うワックスオブジェ製作や掃除、ブログ更新などに挑戦した。
1日目のワックスオブジェ製作では、4人が青い学生ジャージにエプロンをして、ハケでビーチボールにワックスをつけ、黙々と作業に取り組んだ。
「おたるすきるでは製作体験を通して、子供を喜ばせることをしている。大人の人が子供のために働いている気持ちを知りたい。将来ボランティア活動も行いたいので、色々学びたい」(山﨑晴菜・豊岡加奈子・岩田優・成田愛美さん)と意欲的だ。
男子生徒4人は、利尻屋みのやで、掃除や宿泊客の後片付けなど、力仕事を行った。「清掃の仕事は、思った以上に大変でした。その分だけ充実感を味わえました。仕事は大変なものだと身にしみました。とても良い経験」(越前淳己・森田侑輝・小笠原岬樹・上原拓海くん)と労働の成就感を味わっていた。