「小樽市くらしのガイド協働発行事業」が、1月21日(木)からスタートした。
市内の広告代理店3社で組織する協働企業体が、財政難の市に代わって、広告収入で事業費を賄い、行政情報や市民生活に役立つ情報を掲載するガイドブック「小樽市くらしのガイド」を発行する事業。今年で2年目。
協働企業体は、株式会社北日本広告社小樽営業所(角野由和所長)、株式会社北海道広告社(前野晃寛代表取締役)、株式会社オープラン(小笠原眞結美代表取締役)の3社。
総事業費は1,500万円(印刷770万円・配布230万円・製作・経費500万円)。A4約200ページのガイドブックとなる。表紙・裏表紙はフルカラー。70,000部発行し、全世帯に配布する。発行は8月を予定している。
2010(平成22)年度版は、20ページの企画部分に、小樽の歴史や市民参加特集、広告タイアップの企業・学校・商店街の紹介ページを盛り込むことにしている。市民参加企画では、昨年度実施した「伝えたいおたるの風景」や、まちづくり・ボランティア団体の紹介、子供の絵画募集などを行う予定。
民間企業と市のコラボによって、これまで市が作成していた行政情報や市民生活に役立つ情報が1冊に集約され、カラー写真・イラストが見やすくなった。「市民の方からも好評だ」(市総務部広報広聴課)。また、財政難の市の経費も約300万円削減出来る。
同企業体では、「少しでも市民生活に近い内容になるよう編集していきたい」としている。
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