「ゴーン・・・」。2010(平成22)年1月1日(火)00:00、吹雪く市内には、各寺からの除夜の鐘が鳴り響き、新しい年の幕開けを告げた。
大晦日の12月31日から「暴風雪,波浪警報」が出され、吹雪の荒れた天候となった。それでも、市内の各寺には、市民が三々五々と集まり、除夜の鐘を響かせた。
龍徳寺では12月31日(木)23:45から、本願寺小樽別院は23:50から、量徳寺は23:55から、それぞれ新年が明ける少し前から鐘をつき始めた。
浄応寺、正法寺、天上寺、妙国寺は、00:00ちょうどからで、家族連れや若いカップルなどが順番に鐘をついた。ゆく年1年を反省し、煩悩を取り除いて、清浄な心身で新年を迎えた。
除夜の鐘の音が響く中、小樽総鎮守・住吉神社(住ノ江2)には、市民たちが初詣に訪れた。雪が降り積もる境内の階段をゆっくりと上り、本殿で両手を合わせ、新しい年の平安を祈願した。01:30からは、小樽太鼓衆「鼓響」による迫力ある打演が広がった。
神社の関係者は、「最近は夜中よりも日中に初詣に来る人の方が多いし、今年は吹雪だから例年と比べてかなり少ない」と話していた。