小樽市保健所(富岡1・秋野恵美子所長)は、1月15日(金)、市内の2介護保険施設で、ノロウイルスを原因とする感染性胃腸炎が集団発生したと発表した。
10:00現在の患者数は、41人(入所者25人・職員16人)で、下痢、嘔吐の症状を呈している。このうち90代の女性が、持病の慢性心不全が悪化し、14日(木)に死亡した。
2施設では、13日(水)、入所者と職員が同症状を呈していると保健所に連絡。
同所が14日(木)に調査したところ、それぞれ6日(水)と9日(土)から患者が発生していることが判明した。また、90代の女性は、12日(火)から下痢、嘔吐の胃腸炎症状を呈し、治療が続けられていたが、心不全が悪化し、14日(木)に死亡した。
同所は、感染拡大防止のため、2施設に、看護体制の強化や、入所者・職員の健康状態の把握、手指の洗浄の徹底など8項目の指導を行った。