小樽市の人口が、2009(平成21)年11月末で、13万5,000人台を割り込み、13万4,928人にまで減少した。
市の人口は、1964(昭和39)年9月の20万7,093人をピークに、減少し続けている。1994(平成6)年に15万人台、2001(平成13)年に14万人台となり、近年では、人口減少に一層の拍車がかかっており、2007(平成19)年4月で13万人台になっている。
2009(平成21)年1月末では13万6,645人だったが、毎月平均150人ずつ減り、1月から11月までで1,717人減少し、13万4,928人となった。
15万人台から14万人台へは7年かかっていたが、14万人台から13万人台へは6年と、1年短くなった。さらに、13万人台に突入してから2年半で5,000人が減り、1万人が減少する期間はさらに短くなる可能性が大きい。
市は、総合計画で、2015(平成27)年に12万2,538人になると予想し、雇用の場の創出や移住促進、子育てしやすい環境づくりを行い、「人口減少を最小限にとどめるよう努めます」としている。
しかし、市民からは、「人口が減る総合計画を作っている時点で、おかしいのではないか。何が最小限なのか」。「移住者よりも小樽から出て行く人の方が多い」など、何も出来ない市の施策に背を向けて、市外に流出する市民が後を絶たない。