借金まみれでスッカラカンの小樽市役所(山田勝麿市長)は、12月15日(火)、全職員1709名(市長・副市長含む)に対し、総額10億5,600万円の冬のボーナス(期末・勤勉手当)を支給した。
今回のボーナスは、給料月額等を基礎にした基準額の期末手当1.15ヶ月、勤勉手当0.7ヶ月の1.85ヶ月分(医師を除く)を支給した。
市長127万2,985円(昨年度127万2,985円)、副市長120万1,464円(120万1,464円)、一般職1,707名平均61万6,972円(61万5,198円)となった。
市議会では、議長93万8,505円(93万8,505円)、副議長84万7,115円(84万7,115円)、議員77万5,057円(議員77万5,057円)支給された。
小樽市は、一般家庭で言う普通預金にあたる財政調整基金・減債基金をすっかり使い、スッカラカンの借金まみれで、破綻状態にある。
山田市政は、3期目11年目に入っているが、市長が1期目から公約に掲げた市立病院の統合新築は、11年経っても、基本設計を中断しただけで、成果は何も得られていない。 最重要課題として位置づけている財政再建も、一般会計は5年連続の赤字で、翌年度からの繰上充用という非常手段で辻褄を合わせている。中心商店街の活性化も、丸井今井小樽店の閉店で、「一日も早く事業が再開されるよう全力を挙げて取り組んでまいりたい」と言っているが、いまだに幽霊ビルのままだ。
公約に掲げた主要施策のほとんどが手つかずのバンザイ状態のまま、市民の税金による総額10.5億円のボーナスを支給した。何も出来ない市長も、127万2,985円を懐にした。
市内の50代の主婦は、「私たち市民が生活に四苦八苦しているのに、なんで市役所は私たちの税金から多額のボーナスが得られるのか。ちゃんと市民のために仕事をしてくれているのか」と不満を漏らしていた。
「市長は、小樽市民のために何もしていないのに、これではただの給料泥棒だ」(商店主)という厳しい声も上がっている。
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