小樽市・病院局・教育委員会の3者は、12月18日(金)18:30~20:00、量徳小学校体育館(若松1)で、「病院問題と学校配置適正化計画についての懇談会」を開催する。今回は、「地域の意見を直接伺う」と、山田勝麿市長が市民の前に初めて出ることになった。
病院問題は、築港地区での基本設計が中断しているが、今年4月に病院局に就任した並木昭義局長の「新病院は現在地と量徳小敷地が最適」と発言した。このため、量徳小と現在地が再浮上し、市と市議会が揺れている。
この提言後、市は、7月と9月の2回、量徳小学校PTAと懇談を行ってきた。懇談会の参加者から「市長が出て来て、頭を下げて謝るべきではないのか」など、直接市長から説明を求める声が上がった。関連記事
量徳小PTAは、10月に「病院問題についてのアンケート」を行った。保護者128世帯のうち3割の41世帯から回答が寄せられ、学校規模・配置適正化基本計画、病院局長の見解、市長の発言などついて、139項目の質問・意見・要望が集まった。10月末にアンケートを集約し市に提出した。市は、11月27日に回答し、「市長自らが出席して、地域の皆さんに対して直接お話しする」とした。
このほど、小樽市・病院局・教育委員会の3者は、市長と病院局長と教育長も出席する懇談会を開くことを決めた。市の回答に対する質問や意見を聞くとしている。並木提言後、市長が市民の前に出て発言することは初めて。
市長は、開会中の市議会第4回定例会で、「アンケートを見ても地域の方々には色々な意見もあり、まず私が出向いて直接ご意見をお伺いする」との答弁を繰り返し述べており、この席での市長発言に注目が集まることになる。
同懇談会は、12月18日(金)18:30から量徳小学校体育館で行われる。
◎「病院問題についてのアンケート」への小樽市の回答