JR小樽駅前交差点の角の一等地に建つ高層マンション「プレミスト小樽ステーションタワー」(117戸)の販売が低調で、12月18日(金)現在、26戸を残し、年越し必至となっている。
同マンションは、小樽駅前第3ビル周辺地区市街地再開発事業で、隣接のホテル棟と合わせ、ツインタワービル「サンビルスクエア」として建てられた。
「小樽駅前第3ビル周辺地区市街地再開発事業組合」(山本秀明理事長)が、約65億円かけて6月に完成させた。ホテル棟は「ドーミーイン」が経営し、マンション棟は市内で一番高い17階建で、大和ハウス工業株式会社が販売している。
同マンションは、鉄筋コンクリート造地下1階地上17階建。敷地面積3,560.32平米。全117戸で、1戸当たり65.99平米~160.04平米。販売価格は、1,860万円~7,500万円。最多販売価格帯は、3,000万円台(3戸)、3,4000万円台(3戸)。こちら
6月には残り23戸だったが、12月18日現在では、キャンセルなどの理由で残り26戸に増えた。JR駅前という立地にあるものの、市内でも交通量の一番激しい場所であることや、南側はホテル棟が重なっており、日照の影響などの理由で敬遠する人も多い。これに、リーマンショックの経済不況などが重なり、販売面で苦戦を強いられている。
「経済不況などの影響で、全国的にマンション業界は大変だが、北海道は冬場になると戸建住宅から移る人が多いので、これからマンション販売を精力的に進める」(大和ハウス工業株式会社広報企画室)としている。
年の瀬に入り、小樽も、不景気風に煽られており、マンション販売にも影響を及ぼしており、駅前のタワーマンションも2割を超す在庫を抱えたまま、年越しとなりそうだ。
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