小樽の歴史を語る紙芝居の製作 観光ガイドクラブ


kamisibai.jpg 小樽観光ガイドクラブ(倉重紀久男代表)は、「小樽市民の方々に小樽の歴史にもっと興味をもってもらいたい」と、約3か月前から紙芝居の製作に取り組んでいる。
 同クラブは、ボランティアで、小樽運河や歴史的建造物などの観光案内を行っている。8月には、小樽の歴史や文化を市民に案内する日として、大人でも子供でも楽しめる小樽の歴史を発見する無料散策ツアーを実施した。
 「小樽市民にもっと小樽の歴史について話を聞かせるにはどうしたらよいか考えた」と、分かりやすい紙芝居を作ることにした。約3ヶ月前から、ガイドクラブの会員や知人などが集まり、ストーリーの構想を練っている。
 手始めに、北一硝子やルタオなどの土産店が集まる堺町通りのメルヘン交差点周辺の明治初期の歴史を掘り返すことにした。同所には、老舗料亭「海陽亭」や「旧共成」(現オルゴール堂)の小樽とともに歩んだ歴史的建造物がある。「小樽の歴史が埋まっているこの場所の歴史をどのようにまとめるかが課題だ。一日も早く完成させたい」(倉重会長)としている。
 イラストは、小樽在住の洋画家・菊地義美さん(87)が描く。高齢だが「お世話になった皆さんへの最後の恩返しと思って頑張る」と意欲を燃やす。
 紙芝居「仮称・メルヘン広場と三本急坂物語」の上演は、小樽歴史館(堺町4)で。時期は未定。
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