学校法人「共育の森学園」(鈴木秀一理事長)は、旧小樽短期大学(入船4)の研究室や会議室、講義室を格安で一般開放し、その利用者を募集している。
小樽看護専門学校(入船4)・小樽明峰高校(最上1)を経営する同学園は、現在、小樽短大を経営していた旧小樽昭和学園から引き継いだ債務の返済のために経営再建中だ。
このため、2008(平成20)年に閉校した小樽短大の施設の利用方法を探っていた。今年4月からは図書館や体育館の一般開放などを行ってきた。
今度は、研究室や会議室、講義室、4階スカイビューなど、あらゆる施設を開放し、利用者を募集している。72.30平米の普通教室の半日利用料は1,000円~2,000円、166.80平米の講義室は5,000円~7,000円などと格安になっている。
「再建計画は順調に進んでいるが、旧短大施設が活用出来ないと、6,600平米(2,000坪)の建物が無駄になってしまう。閉じたら最後で、使いものにならなくなる。施設を生きた場所にして、小樽市民が、社会的、文化的な活動を出来るようにしたい。教授の研究室は、事務所にも利用出来る。小樽港を見渡させる場所で仕事をすることが出来る。1ヶ月の利用料も、東京で従業員1人に払う交通費よりも安いので、貸し事務所に最適だ」(吉野正敏事務局長)と、様々な活用方法を模索している。
この一環として、11月28日(土)13:30~15:30には、「子どもの教育と福祉を考える講習会」を開催する。
問合せ:0134-27-4600 学校法人共育の森学園
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