山田勝麿小樽市長を被告として、公金支出の妥当性を問う住民訴訟の損害賠償履行請求事件第7回口頭弁論が、11月12日(木)10:00から、札幌地方裁判所701号法廷で開かれた。
原告の市内稲穂の松浦光紀さん(63)は、市への監査請求から住民訴訟へと一貫して市長の公金支出の不当性を問い続けている。
山田勝麿市長が、選挙公約として推し進めていた市内築港地区での豪華市立病院建設計画で、基本設計を中断し、2,581万円の解約料を設計会社に支払ったのは違法・不当であると、市に返還を求めている。
12日(木)の第7回口頭弁論では、原告・被告から、それぞれの主張をさらに敷衍(ふえん)する準備書面が提出された。原告の準備書面は、当日に提出されたため、橋詰均裁判長から、陳述が求められ、約30分にわたるやりとりが行われた。被告弁護人は、原告の準備書面に次回までにさらに反論するとした。
裁判長は、原告・被告のこれまでの主張のやりとりで、大方の主張は出尽くすのではないかとして、原告側に証人尋問をするのかを尋ねた。原告は、証人尋問の用意があるとして、証人尋問の申請をすることを明らかにした。また、被告側も、先の法廷で証人尋問の予定を明らかにしている。これにより、原告・被告とも、これまでの準備書面のやりとりから、証人尋問への流れが加速することになった。
次回は、1月14日(木)10:00から、同701号法廷で開かれる。
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