来年3月に完成する新合同庁舎(港町5)の家賃がタダで入れる食堂・喫茶の福利厚生施設の営業希望者を、北海道財務局小樽出張所が募集したところ、市内外の18社が手を挙げた。
この福利厚生施設は、同庁舎1階に食堂喫茶159平米72席・売店24.74平米、自販機5台となっている。1階の食堂は海側で、眼前に海が見えるオーシャンビューがウリ。
10月に、このスペースを有償で募集したところ、7社の応募があったが、「家賃をペイすることが出来ない」などの理由で業者の決定には至らなかった。7社のうち小樽の企業はわずか1社だった。
今回、新たに家賃をタダ(電気・水道代は別)で募集したところ、前回の倍以上の18社が集まった。このうち小樽の業者は15社で、前回より14社も増えた。
5日(木)の説明会では、申請書様式の配布や施設概要に関する説明が行われた。業者は、12月4日(金)までに申請し、庁舎を管理する財務局などが選考を行い決定する。
しかし、説明会に出た業者からは、「500円程度のメニューで販売するとなると、営業時間の制限や土日の休み、食材管理、従業員を雇うことなどを考えると、非常に難しい」と厳しい声が上がっていた。
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