坂の街小樽は冬支度 砂袋の補充作業開始


sunabako.jpg 10月の中旬となり、小樽市内では、坂の雪道対策のため設置されている、滑り止めの砂箱の砂袋補充作業がスタートし、早くも冬の準備に追われている。
 坂の多い小樽市には、坂道に砂箱が590箇所設置されている。この砂箱には、約40個の砂袋(1袋3kg・60円)が置かれている。
 毎年、砂撒きボランティアや市民が、道路の状況を見て、滑り止めにこの砂袋を取り出し、路面に散布する。
 今年は、10月8日(木)から市の雪対策課によって砂袋の補充作業が開始され、23日(金)までに全590箇所への補充は終わるとしている。冬入りすると、市内除雪ステーションの委託業者が補充作業を行う。
 この砂袋の使用は、2006(平成18)年度14万6,000袋、2007(平成19)年度14万7,000袋、2008(平成20)年度22万476袋となっている。
sunabako2.jpg 昨年は、2006(平成18)年度と2007(平成19)年度と比べて約8万袋も多く使用しているが、これは、「昨シーズンは、暖冬で、日中に雪が解けてしまい、夜凍ることが多かったので、多く砂を撒く結果となった」という。
 「雪が少なければ除雪費が浮くが、暖冬で雪が解けると、砂代がちょっと増えてしまう」(雪対策課)と話している。
 しかし、この砂が撒かれることで、雪解けになると、市内一帯に砂ボコリが舞う公害をも引き起こしており、市民からも苦情が絶たない。