「海に学ぶ体験活動全国フォーラム~全国の海の達人が語る海への思い~」が、10月10日(土)・11日(日)の2日間、小樽ビール小樽倉庫No.1(港町5)などで開かれている。
これは、小樽うみ元気プロジェクト同委員会(森井秀明委員長)とNPO法人海に学ぶ体験活動協議会(CNAC・海野義明代表理事)のジョイントフォーラム。海の達人による活動報告、パネルディスカッション、体験プログラムなどが、市内各地で開催される。
初日の10日(土)は、海の達人による活動報告、海自慢、パネルディスカッションなどが行われた。
活動報告では、札幌トライアスロン連合の島本俊男氏が、「昨年、ベイエリアでアクアスロンのプレ大会を行い、今年、第1回の大会を開催した。このロケーションで、泳いで、走ることが出来ることはすばらしいこと。ウイングベイ小樽の施設の目の前なので、色々な人に見られることでPRにもある。この運動の波を起こしたい」
NPO海辺つくり研究会の木村尚氏は、「横浜の海にアマモを増やしている。これによって30年間見られなかったアオリイカの産卵が見られるようになった。海がきれいになったので、ダイビングスポットをオープンするまでになった。アマモの繁殖で海がきれいになったが、色々な仲間出来たことが自慢のひとつ」
NPOふるさと東京を考える実行委員会の田中克哲氏は、「東京には海水浴場がないので、葛西臨海公園のところに海水浴場をつくろうという運動をしている。かきなどの付着生物を使って海をきれいにしている。今、葛西臨海公園でのりをつくっている。なんとか海水浴場を復活させたい」と語った。
パネルディスカッションは、海野義明(CNAC代表理事)、木村尚(CNAC理事)、関いずみ(東海大学准教授)、森井秀明(小樽うみ元気プロジェクト委員長)の4人が、テーマ「なぜ今海なのか~身近な海の魅力・人と地域の元気再生」について意見を交わした。
2日目の10月11日(日)9:00~12:00は、「小樽の魅力的な海の体験プログラム」。①キャナルボートで小樽運河を散策する運河クルーズ。②船で巡る小樽港近代土木遺産「北防波堤」とみなと資料館ツアー。③祝津に今も残るニシン漁場文化と歴史建造物見学。④築港ベイエリアの市民活動拠点貯木場・大桟橋でのマリンスポーツ体験の4つが行われる。