インフルエンザ流行 注意報レベルに


 小樽市新型インフルエンザ対策本部(山田勝麿本部長)は、10月8日(木)、市内のインフルエンザ流行状況が注意報レベルの基準値を超えたと発表した。
 インフルエンザ流行の注意報レベルの基準は、一週間の1医療機関当たりの患者数が10人を超える場合。
 9月28日(月)から10月4日(日)の一週間は、前週の5.14人を大きく上回る12.14人となり、注意報レベルの基準値を超えた。同対策本部は、注意報レベルを超えてからおよそ3~4週で、より大きい警報レベルに達する可能性があるとしている。
 「市内では多くの学校が学級閉鎖等の措置をとっています。今後も拡大することが予想され、十分な注意が必要です。これまでの報告では、新型インフルエンザ感染者の多くは数日間の発熱等の症状で軽快しますが、妊婦の方や、ぜん息や透析を受けている方など基礎疾患を持っている方が感染した場合、重い症状となることがありますので、十分、感染に注意するようにしてください」と呼びかけている。
 8月10日から10月6日までの市内での新型インフルエンザ(インフルエンザA/H1N1)の集団感染が疑われる事例の発生件数は、幼稚園・保育施設14件、小学校21件、中学校15件、高校15件(修学旅行生1件含む)、大学3件、その他2件の延べ70件となっている。