開会中の小樽市議会第3回定例会の学校適正配置等特別委員会(佐々木勝利委員長)が、10月5日(月)13:00から、市役所別館第2委員会室で開かれた。
この日、市教育委員会から、「小樽市立小中学校 学校規模・学校配置適正化基本計画原案」が示された。冒頭、担当職員は、同計画原案の検討経過や素案から修正を行った部分の要点などを説明。今後、同計画原案のパブリックコメントを行い、年内には基本計画として決定したいとしている。
各委員は、新病院建設問題で、量徳小学校の敷地が再浮上していることについての質疑を行った。関連記事1
佐藤禎洋委員(自民)は、「南小樽地区は病院の問題もあり、2~3年で量徳小がなくなるという劇的なことも予想されるが、実施計画よりも早くしないといけないと思うが」と質問。
市教委は、「来年度からは、漠然とした説明をするのではなく、各地区ブロックごとにモデル案をつくって懇談会を開いていきたい。南小樽地区の量徳小と病院の問題で、市長部局、教育委員会、病院局が一緒になって、学校再編と病院を含めての説明会を行っており、今後も継続した話し合いをしたいと思う。全体計画がある中でも、別に話を進めていく」と答えた。
斉藤陽一良委員(公明)は、「病院問題に関する説明会に、教委が参加しているのなら、来年度の連休明けから始まる地区ブロックの懇談会の場で、病院問題についても考慮に入れたモデル案が示される必要性があるが」と質問。
市教委は、「病院問題は、全市的に考える必要があるが、量徳の関係者やPTAとの話し合いをしないで、他から意見を聞くことは出来ない。市長部局、病院局、教育委員会の3者で話し合いをしていこうと思っている。新年度からブロックごとのモデル案を作って議論していくが、量徳と病院の建設地がどうなっているのかで、モデル案の基盤が変わってくると思う」と答弁。
さらに、斉藤委員は、「市長は、本会議で、地域の理解と協力が得られれば、環境作りに努めたいと答弁しているが、どこまで訴えられるのか」と質した。
これに対し、大野博幸部長は、「量徳小学校の場所も、病院の問題があるなく、統廃合する場所としても確保されているが、そこに病院が建つということになれば、統廃合する場所からは外さなければならない」と答えた。
成田祐樹委員は、病院問題との関わりについて質問。市教委は、「10月下旬頃に、量徳との話し合いを設定したい」と答えた。
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