拝啓 小樽出身で、新聞記者をしているものです。 職場のパソコンを立ち上げ、検索エンジンに「小樽ジャーナル」と打ち込む ことから一日が始まります。まちネタ、事件・事故から行政ニュース、衆議院選 に至るまで幅広い情報を網羅しているう え、市民病院改築問題などの鋭い提言 には目を見張ります。 実家にも近く親類が住む高島に「高島おばけ」と呼ばれる蜃気楼が出現する ことは、恥ずかしながら40代半ばを過ぎたいまになって「小樽ジャーナル」 で知った次第です。「祝津鰊まつり」「いか電まつり」「小樽がらす市」「おぼん 万灯会」などの記事も楽しく読ませていただきました。 勤務する会社は替わっていますが、新聞記者一筋で20年以上過ごしてきま した。このためか、インクの匂いが漂う新聞が販売店に着き、折り込みチラ シを挟まれたうえで、各家庭に届けられるというスタイルが当たり前と思って いました。しかし、日経が電子新聞へ本格参入を検討しているように、近い 将来、新聞とは「記事、写真、動画とともに、場合によってはプレスリリース を画面で見るもの。かつては紙の印刷だった」という時代が来るかもしれま せん。早くもそれを体現しているのが「小樽ジャーナル」です。 電子メディアは「安直、信憑性に疑問」という見方をする活字派もいます。 しかし小樽ジャーナルは市政記者クラブに籍を置き、報道機関と認知されてい るうえ、記者クラブ加盟社という立場に甘んずることなく「足を使って書く」 という意識が十分伝わってきます。 初めての便りにかかわらず、勝手なことばかりを書き連ね、大変失礼いたし ました。皆様の一層のご活躍に期待いたします。 敬具
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