小樽・後志の秋を楽しむSLニセコ号の運行が、9月19日(土)から始まった。
初日の9:16、SLニセコ号は、黒煙と蒸気を高く上げながら、札幌から小樽駅の4番・裕次郎ホームに到着した。大勢のSLファンが車体の前に並び、写真撮影が次々に行われた。
裕次郎ホームでは、出発式が行われ、小樽駅長をはじめ、関係者たちが集まった。井上和久駅長は、「後志は、秋、今が最高です。ただし、四季を通じてなんらかの魅力があります。もっともっと後志を知っていただいて情報を提供したいと思っています」と挨拶した。
くっちゃんキャンペーンガールは、レトロな服装に身を包んだ車掌や乗務員に花束を贈呈した。集まった関係者たちは、紅白のテープカットを行い、SLニセコ号の出発を祝った。
10:01、潮太鼓の打演がホームに大きく響き渡る中、SLニセコ号は、甲高い汽笛を上げて、小樽駅を出発、ニセコへ向かって姿を消した。周囲には、SLニセコ号から吹き出た蒸気が漂った。
札幌の奈良木健人くん(5)は、「SLは格好良い。見に来て良かった」と後志へ姿を消す黒い重厚な車体を見つめていた。
SLニセコ号の運行は、9月19日(土)から11月3日(火・祝)までの土・日・祝日の延べ19日間。札幌~倶知安片道2,590円、札幌~ニセコ・昆布片道2,900円、札幌~蘭越片道3,200円。全席指定席。詳しくはこちら