最高気温が24.8℃と夏日間近となった9月1日(火)。暑い陽射しを受けながら、冬のイベント「小樽雪あかりの路」(2月)に使うワックスボウル作りが、市分庁舎(色内1)駐車場で行われた。
このワックスボウル作りは、小樽物産協会が横浜の京急百貨店で開く物産展「小樽フェア」の会場設営のため。
ワックスボウルは、雪あかりの路に欠かせないキャンドルのひとつ。ひとつずつボランティアの手作業で作られる。水で膨らませた風船を、70~75℃で溶かしたロウの中に入れては上げ、入れては上げてを約150回程度繰り返して、やっとひとつが完成する。
毎年12月頃から製作が始まり、2月の開催までに約600個が作られる。
今回は20個の製作で、ボランティア2人が協力して、根気良く作業を繰り返した。最高気温が24.8℃に上る中での作業となり、形作ったワックスボウルを冷蔵庫に入れて冷やすなどの工夫を凝らしていた。
物産展は、9月24日(木)から27日(日)までの日程となっている。会場には、スノーオブジェを別の素材で作り、今回製作したワックスボウルを飾る。秋の横浜で冬の雪あかり会場の幻想的な雰囲気を演出する。
市の観光振興室では、「来年の雪あかりの路は、2月5日から14日までの10日間で、初日から7日間札幌雪まつりと日程が重なり、残りの3日は金土日で、さらに最終日はバレンタインデーなので、色々な戦略を考えている。今回、横浜で小樽フェアをして欲しいとの要望を頂いたので、関東の人に雪あかりの路をPRしたいと思っている」と話している。