最高気温28.4℃。真夏の強い陽が差し込んだ8月9日(日)、市内の海水浴場に大勢の市民が繰り出し、今年一番の賑わいとなった。
今年の夏は、7月の天候不順によって、海水浴場への人出は激減した。各地の海の家では、「7月は全く人が来なかった」、「8月がいくら天気が良くなっても、7月の天候不順は最後まで収支に影響が出そうだ」と話している。
8日(土)と9日(日)の週末で、久し振りに真夏日(30℃)に近い暑い天候となり、小樽の各海水浴場は久し振りに大勢の人で溢れた。
東小樽海水浴場では、赤や黄色などカラフルなパラソルがいくつも並んだ。子供たちは、ビーチボールや浮き輪で遊び、歓声を響かせていた。海の家の石田商店では、次々に焼き鳥や浜焼きなどを買い求める市民が列を作った。「ここ2、3日の天候は良くて、たくさん人が来てくれているが、7月はまったくだめだったので、8月入って賑わっても、収支はちょんちょんかな」と、接客に追われていた。
蘭島海水浴場では、各地から海水浴客が集まった。周辺の駐車場は満車となり、砂浜にはテントがずらりと並んだ。バーベキューを楽しむ若い学生グループも大勢見られた。海の家大渕では、「7月は全くだめで、海に向かって、太陽どうしてくれるんだと叫んだ。8月に入って、昨日、今日は、忙しい」と話していた。
7月の天候不順で短い夏がさらに短くなっている。この週末は、多くの市民たちが海水浴場に足を運んだ。