Yahoo!JAPANシステムを利用した小樽市の「第2回インターネット公売」の入札が、8月3日(月)に終了した。
今回は、昭和初期の電話機(見積価額45,000円)、明治時代の時刻表(同50,000円)、昭和初期の映写機(10,000円)、江戸時代の百科事典(30,000円)、真空管ラジオ(10,000円)など計15点を出品した。
7月31日(金)から始まった入札には、計78件の参加申込があり、それぞれの品に次々に買値がつけられた。15点のうち9点に入札の参加があり、結果、148,910円の落札価額がついた。
旧ソ連製電気ポット(見積価額10,000円)は26,000円
映写機Pathe-Baby(パテーベビー)9.5mm(同10,000円)は10,500円
新撰大日本永代節用無尽蔵は(30,000円)は42,500円
「岡本太郎デザイン」1972年札幌オリンピック記念金メダル(28,000円)は28,500円
目貫「巻龍」(5,000円)は7,810円
レトロ!懐かしの黒電話(1,000円)は1,100円
昭和の薫り 真空管ラジオ VICTOR 5A-2217(10,000円)は10,000円
同ナショナルパナソニック RE-750D(10,000円)は10,000円
同ナショナルラジオ E-330(10,000円)は12,500円
小樽市 インターネット公売 出品物一覧
今後、入金が完了すると正式な落札となり、市に納税される。
今回のネット公売では、明治時代の古い時刻表2点「小樽駅(現南小樽駅)から高島駅(現小樽駅)」と「高島駅(現小樽駅)から手宮駅(現小樽市博物館)」(見積価額各50,000円)が出品されたが、不落となった。
高島駅(現小樽駅)は、1903(明治36)年6月に開業した北海道鉄道の小樽中央駅が改称したことによって、1904(明治37)年10月15日から1905(明治38)年12月14日までの1年間だけ存在した幻の駅名となっている。「博物館でも持ってない貴重な資料」(市総合博物館)という。本社には、「小樽市はどうして旧時刻表を落札しないのか」とのメールも寄せられていた。こちら
石川直章学芸員は、「6月後半にこの出品するリストを見せてもらったが、貴重な資料なので博物館で欲しいと言った。市民税課で考えてくれたのだが、時刻表の持ち主は債権者で、債権者の意思が第一。今回、納税するために品物を出品したが不落だったので、一回所有者に返ることになっている。次回に出品するかは所有者次第。博物館では持っていない貴重な資料なので欲しいし、博物館ボランティアの方々にもなぜ買わないのかと言われたが、博物館は市民や色々な人から資料を無料でもらっているので、税金が足りないから出品した物を税金で買うのはいかがなものか」と話している。
次回は、8月25日(火)13:00~9月9日(水)17:00で参加申し込みを受け付け、9月15日(火)13:00から入札を行う予定となっている。
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