小樽市保健所(富岡1)は、20日(木)、市内で新型インフルエンザ(インフルエンザウイルスA/H1N1)患者および疑似症患者の集団発生が2例あったと発表した。
「平成21年8月19日(水)、小樽市保健所管内の大学に通う学生1名(サークル部員)が市内医療機関を受診し、インフルエンザA型陽性と診断される。19日(水)、調査の結果、他に部員1名がインフルエンザA型であったことが確認され、累計患者2名となったことから、北海道立衛生研究所にて患者1名のPCR検査を実施したところ、20日(木)16:00頃に新型インフルエンザ陽性が判明した。20日(木)16:00時点で患者1名、疑似症患者7名となっている。以上より、小樽市新型インフルエンザ対策本部では集団発生として判断した。
平成21年8月17日(火)、小樽市内の民間企業に勤務している市内20代男性1名が市内医療機関を受診し、インフルエンザA型陽性と診断される。20日(木)、新たに従業員1名がインフルエンザA型と確認され、累計患者2名となったことから、北海道立衛生研究所にて患者1名のPCR検査を実施したところ、同日16:00頃に新型インフルエンザ陽性が判明した。以上より患者1名、疑似症患者1名となり、小樽市新型インフルエンザ対策本部では、集団発生として判断した」としている。
市では、部員や従業員等の行動および健康状況について、今後も調査を継続するという。患者や家族には、感染拡大防止対策は指導済みで、大学や民間企業に対しても対策の協力依頼した。