7月18日(土)19:00から、ライトアップされた小樽市能楽堂(花園5)で、「語りの世界 チェンバロの響き」が開かれ、夕闇の夏の小樽に、語りとチェンバロの音色が厳かに広がった。
一般公開中の市能楽堂の自主事業「語りの世界 チェンバロの響き」。
元道副知事で(財)北海道文化財団理事長の磯田憲一氏と、札幌在住のチェンバリスト・明楽みゆきさんの2人が、ライトアップされた能舞台上で、語りとチェンバロを交差させた。
約150人の来場者たちは、「二人静か」(白洲正子の”能の物語”)と「小ぬか雨」(藤沢周平の”橋ものがたり”)の朗読と、その呼吸の合間に流れ出るチェンバロの音色に酔いしれた。中には、目を閉じて、じっくり聞き惚れる聴衆の姿も。
能舞台の前には、かがり火がたかれ、厳かな雰囲気が演出された。チェンバロのソロ演奏では、日本の伝統文化と西洋のバロック音楽が重なり合い、聴衆たちの目と耳を楽しませた。
チェンバリスト・明楽みゆきさんは、8月8日(土)18:00から、小樽総鎮守・住吉神社の社殿で、スイス在住のヴァイオリニスト・河村典子さんとの演奏会も予定している。こちら
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